天体望遠鏡
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経緯台と赤道儀の違い
- 架台の種類 -
「架台」って何?
左図のように、架台は鏡筒を乗せている部分で、鏡筒と三脚をつなぐ位置にあります。 目標とする天体に合わせて、鏡筒の向きを変えるための重要な役割を担っています。 この架台には、「経緯台」と「赤道儀」という2種類のものがあります。 初めての方や、星空の観測を気軽に楽しむなら、「経緯台」で充分です。 ただし、天体を撮影する場合は、「赤道儀」が必要になります。(月は、経緯台で撮影可能です) それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。 |
経緯台 常に上下、水平の2方向への動きで 鏡筒の向きを調節します。 |
赤道儀 常に天体の日周運動と同じ、弧を描くような 動きで鏡筒の向きを調整します。 |
経緯台の特徴 | 赤道儀の特徴 | |
構造が簡単なので組み立てやすく、扱いも簡単です。 | 構造 | 構造がやや複雑なため、使い方に慣れる必要があります。 |
軽量なので持ち運びも楽です。 | 重量 | 経緯台と比べると重量があります。 |
極軸を合わせたりするセッティングの必要がないので、天体を見るまでの準備がすぐに整います。 | 準備 | 極軸を合わせたり、天体を見るまでの準備が必要です。 |
長時間露光による天体写真撮影などには使えません。 | 長時間の観測 | 長時間の星の追尾が可能です。 |
100倍以上の高倍率による長時間の観察にはやや不向きです。 | 高倍率の 観測 |
高倍率での観測や天体写真撮影時に適しています。 |
地上望遠鏡用の架台としても使えます。 (一部機種を除く) |
その他 | 自動導入や自動追尾をはじめ、様々な機能を持ったタイプがあります。 |